別海町役場には、気づけばすっかり収容が長くなったわんこがいます。
便宜上名前があったほうがわかりやすいので
仮名をつけました(勝手に。)。
その名も【ビリー】、オトコマエの中型犬です。
何故ビリーかっていうと…ビビリの性格から、ビビリのビリーです。


2016-08-14


マズルだけが黒い子って結構いるとおもうんですが
ビリーは下あごだけ黒いんですよ~。

野犬で、人との関わりがあまりないまま育ったらしいビリーは
人との接し方がわかりません。
何かされるのではと怖くて怖くて
人が来るととにかく吠え続けます。
当初は、息を吸うタイミング以外はずーっと吠えてるような状態でした。
もちろん小屋からも出て来ません。
無理に引っ張り出そうとすると咬みつきかねない勢いで威嚇します。
とにかく自分を守るため必死です。


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おやつをあげても見ているときは絶対食べませんでした。
人がいなくなるとやっと小屋から出て来て
必死でおやつを拾って食べてました。
これは望遠で撮影したもの。


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けれどそんなビリーもすこーしづつ進歩しています。
吠えるのも少し休み休みになったり(笑)

おやつも、こうしてみている前で顔を出してひろって食べるように。
職員さんがご飯をあげたときも
見ている前で食べれるようになったそうです!


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そして、先日のこと。
小屋のすぐ前に座り、手におやつをのせて差し出してみました。
あまりの至近距離にかなり困った様子でしたが
でもおやつも食べたい。
吠えながらすっごくすっごく悩んでました。
何分待ったかなぁ?
最後、意を決したように私の手から奪い去るようにでしたが
おやつを食べました!
咬まれる?!ってちょっと焦ったけど
ビリーは咬める子ではありません。
攻撃性があって咬む子なら、とっくに咬まれてます。

ビリーの目はとても優しいです。
危険な目はしていません。
ただ、本当にビビリなだけです。

焦らず、ゆっくりゆっくり、人が怖くないことを
これから知って行ってほしいと思います。


昨日会いにいったとき、
鎖がぐるぐる巻きになって身動きとれなくなっていました。
ほどいてあげようにも、そんな距離に人が来ると
何をされるかわからないといった感じでパニクってます。
どうやってほどいてあげたらいいんだろうって悩んで
落ちてた長い木の枝を使って、
少し離れたところからなんとかほどいてあげることができました。
ほどいたあとのビリー。



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この状態で届く距離に私がいましたが
飛びかかってくることもなく、小屋にも戻らず
しばらくこうして向かい合ってお話できました。

普通の子よりはずーっとずーーと手間も時間もかかります。
でも、それを乗り越えてビリーが心を開いた時
きっと素晴らしい信頼関係が出来ると思うんです。
きっと応えてくれる子です。


今後も出来るだけ足を運んで、ビリーと仲良くなれるよう頑張りますが
それよりも、ビリーだけの家族が1日も早く出来るのが一番です。
運命の人、いまどこにいますか?



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以下、別海町役場ホームページより抜粋

種類:雑種
性別:オス
年齢:生後半年程
毛色:茶色
毛足:短毛
その他:非常に人間を怖がっており、担当職員もアームカバーを着けていないと触れない状況です。食欲は旺盛ですが、食事中も人の気配があると小屋から出てきません。人間や違う環境へ慣れるには多くの時間が必要と思われます。難しい点は多いですが、ご理解のうえ里親になってくださる方を募集してます。
(注:この紹介文は保護当初のもので更新されていません)

 連絡先については下記のとおりです。

別海町役場福祉部町民課 町民生活担当
0153-75-2111(内線1212)


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